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総合商研 7850 ​

公司研究 | 市场与专题

核心观点:北海道特化の中堅印刷会社。PBR0.74倍・PER9.84倍・ROE7.49%(予)と指標は割安感あるが、時価総額27億円の超小型株で流動性リスクが高く、2026年7月期は営業利益40%減の見通し。優待目的の中長期保有は選択肢、本源的投資対象としては保留。総合判断は「保有(優待狙いの範疇)」。

企業概要 ​

総合商研株式会社(SOUGOU SHOUKEN CO., LTD.、証券コード7850)は、北海道札幌市東区に本社を置く印刷・情報処理サービス企業。年賀状印刷の最大手の一角であり、北海道内の地域資源を活用したカタログギフト・地域特産品販売を中核事業として展開する。1997年に札幌証券取引所アスティナ市場に上場、2013年に東京証券取引所市場第二部に指定替え、その後スタンダード市場へ移行した小型印刷会社である。

主力の年賀状印刷では自社ECサイト「年賀本舗」を通じた通信販売モデルを構築し、北海道外の家庭・法人向けに全国配送網でサービスを展開。加えて、北海道の乳製品・菓子・海産物など地域特産品のカタログ販売、北海道企業向けを中心とした一般商業印刷、データプリント、ダイレクトメール発送代行までを事業領域とする。北海道という地域資源と印刷/物流/情報処理の掛け合わせで、他社に代替しにくいニッチを築いている。

札幌本社の地場密着型経営が特徴で、北海道内の顧客基盤・自治体案件・地域ブランドとの関係を強みとする一方、人口減少・デジタル化で紙媒体市場の縮小という構造的逆風に曝される。

項目内容
証券コード7850
正式名称総合商研株式会社
市場東証スタンダード
業種その他製品(印刷・情報処理サービス)
設立1973年6月
上場1997年(札証アスピラ)、2013年東証二部指定替
本社所在地札幌市東区東苗穂二条三丁目4番48号
資本金4億1100万円
従業員数388名(連結、臨時174名)
平均年齢45.3歳
平均勤続年数13.4年
平均年間給与498万円
決算月7月31日
監査法人太陽監査法人

事業構成 ​

事業セグメントは主に以下の3つに整理される。

セグメント主な内容
年賀状印刷事業「年賀本舗」ブランドでのネット印刷。全国配送、宛名印刷、ポスト投函代行
北海道特産品販売事業乳製品・菓子・海産物等のカタログギフト。株主優待の核
一般印刷・情報サービス商業印刷、データプリント、DM発送代行、自治体・地域企業向けBPO

売上構成は一般印刷と年賀状印刷が二大柱、北海道特産品販売は相対的に小規模だが利益率と話題性に優れる。決算月は7月のため、年賀状印刷は第2四半期(1-3月期)に集中する季節性を持つ。

宏观与行业背景 ​

印刷業界全体は国内市場の構造的縮小局面にある。経済産業省の印刷出荷統計では、長年にわたり年率2-4%の縮小が続いており、紙媒体広告・出版・ダイレクトメールの需要減が主因。加えて、新型コロナ後は電子帳簿・電子請求書・WEB広告へのシフトが加速し、年賀状市場そのものも電子メール/SNS挨拶への代替で縮小傾向が続く。

一方、北海道の地場資源を軸とした地域特産品・カタログギフト市場は、訪日外国人向け(インバウンド)と国内帰省需要で一部成長するが、市場規模は小さく、上位事業者(ベルコ、リンベル等)との競争が激しい。年賀状印刷でも大手ネット印刷事業者(しまうまプリント、年賀状プリントBOOK等)との価格競争が激しく、単価下落トレンドが継続する。

政府系・自治体のDX推進(電子申請・電子交付)は商業印刷の既存案件を脅かす。総合商研のような地域密着型印刷会社は、官公需から地域BPO・データ処理業務へのシフト、地域商社的な特産品流通との組み合わせで生き残りを図るフェーズに入っている。

财务分析 ​

業績推移 ​

連結ベース5期実績および最新期予想。

決算期売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)純利益(百万円)EPS(円)
2022年7月期1531112121517959.65
2023年7月期1586320029520769.17
2024年7月期1579625334627591.52
2025年7月期16236351431320106.57
2026年7月期(予)1570021035027090.02

配当推移 ​

決算期中間配当(円)期末配当(円)年間合計(円)配当性向(連結)利回り
2021年7月期1020(記念配当10円込)3035.1%4.22%
2022年7月期10102033.5%2.70%
2023年7月期10102028.9%2.46%
2024年7月期10102021.9%2.34%
2025年7月期1020(特別配当10円込)3028.1%3.42%

现金流状况 ​

決算期営業CF(百万円)投資CF(百万円)財務CF(百万円)フリーCF(百万円)設備投資(百万円)
2023年7月期642-121-709521-114
2024年7月期86441-1068905-317
2025年7月期610-158-333452-455

资产负债表推移 ​

決算期総資産(百万円)株主資本(百万円)自己資本比率BPS(円)
2021年7月期9388205025.2%789.13
2022年7月期8949215227.4%817.51
2023年7月期8347229930.9%859.98
2024年7月期7671251437.3%954.08
2025年7月期7983277339.3%1046.30

关键财务解读 ​

売上は150-162億円レンジで底堅く推移、2025年7月期は過去最高の162億円・営業利益351百万円を達成し、ROE10.19%・ROA4.00%まで回復した。一方、2026年7月期会社予想は売上157億円(-3.3%)、営業利益210百万円(-40.2%)と利益の大幅な反落を見込む。会社側は2025年7月期の反動減と年賀状印刷単価下落・人件費上昇を理由に説明。EPSは106.57円から90.02円へ下落するが、それでもコロナ前(2020年7月期EPS -56.63円の赤字)の数倍水準は維持する。

配当は年20円(中間10円+期末10円)が標準ベースで、2021年と2025年には記念/特別配当各10円を上乗せして年30円を実施。2026年7月期予想も年20円と保守的。配当性向は20-35%で安定しており、業績変動下でも減配リスクは低い。

財務体質は明確に改善。自己資本比率は2021年25.2%から2025年39.3%へ14ポイント改善、有利子負債は2019-2020年ピーク(268.62%)から82.52%(2025年)まで低下。累損解消と利益剰余金の積み上がり(19億円)が財務安定性を支える。BPSは789円から1046円へ33%上昇し、簿価ベースでの企業価値増加が顕著。

営業CFマージンは4-5.5%で安定しており、典型的な印刷業の薄利構造。投資CFは例年小幅、2024年は回収に転じた。財務CFは2021年以降は返済還元継続。有利子負債削減と自己株取得(2014年104万円実施)による株主還元姿勢が見える。

资产构成 ​

総資産79億円のうち、現金及び現金同等物が約13億円(17%)、受取手形・売掛金等の営業債権が大きな比重(印刷業の特性)、有形固定資産は工場設備・印刷機が主体。のれんは2018年以降は計上なし。印刷機械・IT設備への設備投資は年3-4.5億円規模。商業印刷業の特徴として棚卸資産は小さい。土地等の含み資産よりも、人的資本(従業員388名)と顧客基盤が本源的価値。

估值分析 ​

主要指标 ​

項目2025年7月期実績2026年7月期予想備考
株価886円-2026/7/17時点
時価総額27.1億円-超小型
PER8.31倍9.84倍
PBR0.74倍-
ROE11.53%7.49%
ROA4.00%3.37%
EPS106.57円90.02円
BPS1202円-株式数最新基準
配当利回り-2.26%年20円想定
株主数791名-極小

同业对比 ​

印刷・情報サービス業界の主要銘柄との比較。

コード会社名PERPBRROE配当利回り
7850総合商研9.84倍0.74倍7.49%2.26%
7911凸版印刷18倍前後0.7倍台5-7%2.5%前後
7912大日本印刷15倍前後0.6倍台4-6%4%前後
9622スペース10-12倍0.8倍台8-10%3%前後
9413テレビ東京HD等メディア系15倍以上1.0倍超5-10%2-3%

総合商研はPBR0.74倍・ROE7.49%(予)で見ると、ROE対比でPBRがやや割安水準。ただし時価総額27億円の超小型株であり、流動性・経営リスクプレミアムが本来PBRに反映されるべき。2025年7月期のROE11.53%はコロナ後V字回復のピーク水準で、2026年7月期予想7.49%が定常状態と見るのが妥当。

PBRバンドは2010-2025年で0.49-1.39倍、現在は0.74倍でバンド中央やや下。PERバンドは赤字-71.5倍と振れ幅が大きく、現在の9.84倍は安値圏とは言えないまでも高値圏でもない。業績正常化後のEPS90円×PER10倍で株価900円前後がフェアバリュー、PBR0.7倍×BPS1200円で840円前後が下値目安。

投资評価 ​

  • バリュエーション:PBR0.74倍はやや割安、PER9.84倍は業績低迷折り込み済みで妥当。ROE改善トレンドは評価材料。
  • 流動性:売買代金1日数千万円レベル、急落時の流動性リスクあり。
  • 経営:代表取締役社長 片岡廣幸氏および創業者一族(合同会社実力養成会)が筆頭株主で26.94%保有。安定支配構造。
  • 株主還元:配当性向20-35%で安定、自社株取得も実施方針あり。

风险与机会 ​

機会(Opportunities) ​

  1. 年賀状印刷のECシフト継続:全国対応の自社EC網(年賀本舗)が確立済み。季節集中型のキャッシュフロー源として安定。
  2. 北海道ブランドの再評価:観光・食品需要で地域特産品の付加価値が継続上昇。カタログギフト単価上昇の可能性。
  3. 株主還元の強化:財務体質改善に伴い、自社株取得・記念配当の余地。2021年・2025年の特別配当実績あり。
  4. BPO/DX需要の取り込み:データプリント・DM代行は行政DXと紙媒体ニーズの両立領域で需要維持。
  5. 経営安定性:創業者一族中心の安定株主構成、会長・社長の継続的リーダーシップ。

リスク(Risks) ​

  1. 紙媒体市場の構造的縮小:印刷出荷は年率2-4%で縮小が続き、年賀状も電子化で需要減。
  2. 季節性集中:年賀状印刷の売上がQ2(1-3月期)に極大集中、閑散期の固定費負担。
  3. 2026年7月期大幅減益:営業利益40%減予想、業績のボラティリティが高い。
  4. 超小型株の流動性:時価総額27億円、株主数791名と極めて小規模。急落時の流動性リスク、機関投資家投資不可水準。
  5. 競争激化:年賀状印刷は大手EC事業者との価格競争、北海道特産品は大手カタログギフトとの競合。
  6. 人件費・物流費上昇:北海道という地理的条件で物流費負担が重く、エネルギー・人件費上昇が利益圧迫。
  7. 後継・経営高齢化:平均年齢45.3歳、業界全体が構造不況で若年人材確保難。

株主優待详情 ​

1000株以上を継続保有(権利確定日:7月末 年1回)の株主に対して、以下の優待が提供される。

株主優待制度 ​

保有株数優待内容価値目安
1000株以上北海道特産品3000円相当約3000円
1000株以上年賀状印刷30%割引券印刷発注時に利用

権利確定日:7月末(年1回)

長期保有による追加優遇については公式公表なし。優待の実質価値は年賀状印刷を利用する場合さらに高くなるが、印刷をしない場合は北海道特産品3000円相当が上限。

1000株必要投資額(株価886円基準):約88万6000円。優待利回りは約0.34%(3000円/886000円、優待のみ)と表面利回りは低い。ただし、配当(年20円×1000株=2万円、配当利回り2.26%)と合算した実質総還元利回りは4.6%前後まで上昇する。北海道特産品が好きな個人投資家にとって、現物享受型の優待は現金換算以上の心理的満足を生む。

総合利回り ​

項目利回り
配当利回り約2.26%
優待利回り(特産品のみ)約0.34%
優待利回り(年賀状印刷利用想定)1-3%(利用者依存)
総合利回り(配当+特産品)約2.6%
総合利回り(配当+年賀状割引最大活用)約5%前後

投资建议 ​

投資评级:保有(優待目的の範囲)

総合商研は時価総額27億円・PBR0.74倍・ROE7.49%(予)・配当利回り2.26%(予)という指標だけを見ると割安感はあるが、本源的投資対象として推奨するには複数の懸念材料がある。第一に印刷業の構造的縮小、第二に2026年7月期の営業利益40%減という大幅減益見通し、第三に時価総額27億円・株主791名という超小型株ゆえの流動性リスク。

一方で、優待内容は北海道特産品3000円相当+年賀状印刷30%割引という独自性があり、北海道ファンを中心に年1回の楽しみとして保有するには十分な魅力を持つ。財務体質の改善(自己資本比率39.3%、有利子負債削減)と安定配当姿勢は評価材料。

  • 投資時間軸:優待権利確定(7月末)を跨ぐ12ヶ月以上の中長期保有が前提。
  • 目標株価レンジ:800円(PBR0.7倍×BPS1200円)から950円(PER10倍×EPS90円)程度を公正価値とし、800円以下で優待含めて検討。
  • 想定カタリスト:北海道ブランド需要拡大、株主還元強化、自社株取得、新規事業発表。
  • 想定リスクカタリスト:紙媒体需要急減、業績下方修正再び、流動性枯渇。

注意事项 ​

  • 1000株必要投資額約88万円と少額ではないため、優待目的でもコストパフォーマンスを慎重に評価すること。
  • 7月決算・7月末権利確定で年1回。権利確定後の値動きに注意。
  • 時価総額27億円の超小型株のため、急落時の流動性・スプレッド拡大リスクあり。
  • 印刷業の構造縮小トレンドは不可逆。年賀状市場も長期的には電子化で縮小。
  • 年賀状印刷割引は自社発注が前提、外部発注は対象外(優待の真価は年賀状を発注する個人に限られる)。
  • 2026年7月期会社予想の下方修正余地(年間2回の中間・期末修正)に留意。

秩序创造视角分析(ljg-invest) ​

这是什么 ​

一家以北海道札幌市为根据地的印刷・情報処理サービス公司,年賀状印刷のECブランド「年賀本舗」と北海道特産品のカタログ販売を軸とする中堅印刷会社。

赛道不是「印刷業」本身——而是「北海道という地域資源と、印刷/物流/情報処理という機能の交差点」。年賀状印刷は事実上「冬の書き入れ」キャッシュカウ、北海道特産品カタログは「夏の株主優待」コンテンツ。印刷機の汎用性と北海道のブランド力を掛け合わせた、地域商社と印刷工場の中間にある存在。

秩序创造机器判定 ​

飞轮:转动但很慢。 年賀状注文→自社EC物流網の最適化→顧客LTV向上→北海道特産品カタログへのクロスセル、という回転は理論上回る。ただし年賀状市場自体が遅減しており、車輪の直径が毎年縮んでいる。

抗冲击:脆弱。 紙需要の構造減、新型コロナ、円安による印刷資材高、人件費上昇、北海道という地理的条件、創業家依存のガバナンス——いずれも一撃で止まる。2026年7月期の営業利益40%減という会社予想は、まさにこの脆弱性の現実化。

资源引力:あるが限定的。 791名の株主、27億円の時価総額、地域金融機関からの借入(有利子負債26億円)。機関投資家が入れるサイズではなく、政策的にも「北海道地場の中堅企業」枠から出にくい。

综合结论:これは秩序創造マシンではなく、「地域の遺構を守りつつ回転させている装置」に近い。新秩序を作っているのではなく、旧秩序(紙文化・年賀状文化・地域ブランド)を延長しているだけ。ただし、その延長自体に社会的価値はある。

创生公式 ​

この会社の「創生」は2つ。

第一に、北海道資源の流通化——地元の乳製品・菓子・海産品をカタログに乗せ、全国に届ける。これは「北海道ブランドの卸化」で、地域の埋もれた価値を可視化する。

第二に、年賀状文化のEC化——「年賀本舗」ブランドの通信販売モデルは、伝統的儀式をデジタル商流に変換したもので、文化の継続装置として機能している。

どちらも「0から1を作る」発明ではなく、「既存のものを新しい器に乗せる」翻訳の仕事。評価されるべきだが、爆発的なリターンを生むタイプではない。

市场看见的vs我们看见的 ​

市场看见的:PBR0.74倍の割安小型株、ROE改善、配当2.26%+優待、北海道ブランド、時価総額27億円のボトムアップ候補。

我们看见的:紙需要構造減、年賀状市場の不可逆縮小、2026年7月期営業利益40%減、超小型ゆえの流動性プレミアムの低さ。市場はコロナ後V字回復のピーク(2025年7月期営業利益351百万円)を定常化させがちだが、それは踊り場的な水準であり、むしろ2026年7月期210百万円の方が新均衡点。

差異の本質:市場は「北海道銘柄」「優待小型株」というラベルでこの会社を見ているが、実態は「地域資源と印刷機能のインターフェース事業者」であって、成長ドライバーは外生的(北海道ブランド全体の評価)であり、内生的成長は薄い。PBR0.74倍が「割安」ではなく、「成長期待が薄いことの妥当な反映」と読むべき。

换不换 ​

手元にこの会社の株がある場合——保有(優待目的)か、入れ替え候補か。

保有継続を選ぶべき人:年賀状を毎年印刷する、北海道特産品が好き、年に1度の優待を楽しみにできる、心理的リターンを評価する人。配当性向20-35%は安定しており、優待の経済価値は投資額88万円に対し年3000-5000円相当(+配当2万円)で、総合還元率4-5%は小型株の中では悪くない。

入れ替えるべき人:本源的リターンを狙う、機関投資家に準じた運用をしたい、紙媒体の構造減に賭けたくない、流動性を確保したい人。代替候補として、同じく北海道・東北の地場で株主優待を行うダイドーグループホールディングス 2590(飲料・自動販売機)、あるいはベルコ 9168(冠婚葬祭カタログギフト)の方が事業モデルの安定性・キャッシュ創出力で上回る可能性が高い。

総合判断:この会社は「北海道の優待小型株」という固有のファン需要に応える存在であって、普遍的な投資妙味を提供する秩序創造マシンではない。優待投資家にとっては楽しい保有先、本源的投資家にとっては入れ替え候補。


相关笔记:日本上市公司调研、日本株主優待、日本投資、北海道ブランド(概念)

个人研究笔记;数据日期、来源与假设请以各篇记录为准。